『あづみの環境講座2018』 第3回追加報告


第3回:ごみから環境を考える講演会の講師(環境カウンセラー:栗田たか子氏)が話された「捨てずに活かそう!ごみ減量」の講演を聴き、15年前に購入した生ごみ処理機を思い出しました。
わが家で実施している「ごみ減量」と、ごみの堆肥化による「堆肥の購入量削減」について報告します。
「はらぺこくん」(商品名)という生ごみ処理機を購入し、現在も継続使用しており、生活にはなくてはならない処理機として定着し継続して活躍しています。
以下に、「はらぺこくん」についての簡単な説明と使用状況を記述します。参考に!
1.内臓ACモーターにより、1時間毎に1回、30秒正転・30秒反転をします。
2.種菌の微生物が生ごみを食べた結果、ごみが分解されて籾殻と混ざり堆肥になります。
3.1年に2回、このできた堆肥を畑の隅に掘ったごみ堆積場へ運び土の中に埋めます。
4.そのまま畑に使用すると、微生物の活性が強過ぎ、野菜の成長に影響が出ますので3~6ヶ月間はそのままにしておき使用しません。
5. この間に土と籾殻を良く混ぜ合わせ、天地返しすることが良い堆肥作りのコツです。
6.土に戻った堆肥は春先の土作りの時期に畑に撒き、管理機で十分耕して寝かします。
7.有機肥料として追肥にも使えますので、植物由来の化成肥料の使用量は減らせます。
8.平成15年1月にHLE-18(処理能力1.8kg/日)を約11万円で購入しました。市の補助金を利用したので、自己負担は7万円強でした。
9.魚のあら等を大量に入れると、臭いの発生原因になるので避けています。大量処理の場合は、魚のあら等は鍋に入れて煮てから冷やし処理機へ投入しています。
10.基本的に堆肥の排出は6ヶ月に一回行なっていますが、籾殻の状況を見ての対応です。
15年間も働いている「はらぺこくん」です、投資に見合う効果は十分回収しました。
3Rにより経済効果も実現した実施例を紹介しました。
(「はらぺこくん」に感謝!!)
作成:181107 改訂:181124 宮坂
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